リモート講義対策でWQHDのクソデカ液晶を買ってみて思ったこと

ガシェット
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― Vega11でも頑張れる、ただしUHD Graphicsテメーはダメだ ―
by totori

youtubeで配信されていたEVAを見ながら

 TLの皆様は、知っているし、なさっているかもしれないが、昨今の新型コロナウイルス感染症の対策で幣学もリアルサイトでの講義 1 を当面の間 2見合わせ 、やむおえずバーチャルサイトでのバーチャル講義 3 を行う事になった。

 そのための学習環境を整え、維持していくために、大学当局は独自の取り組みとして、通学課程の全在学生に特別修学支援給付金として5万円を給付していただけることになった。我々の様なオタクという者は、日本国政府が人民に10万円の御救い金 4 を下賜くださるといえば、あるだけ金を使い経済を回してしまう愚かな生き物である 5 のは言うまでもない。


 さて、大学当局から5万円が下賜されると言う、当然学習環境を整えるにしても、インターネットでのバーチャル講義を受講するにあたり、まず必要となるのは固定インターネット回線であろう。オタクは当たり前のようにFTTH 6 だの、果ては最高10Gbps接続(笑)の極めてネタ性とサイバーセキュリティリスクの高い回線7だのを当たり前のように引いており、常時ブロードバンド接続が使える環境にある場合が多いが、一般的な民間人はそうじゃない(果てはIT系のメディアの編集者ですら)らしく、まず第一に安定的で高速な通信環境の整備は必須だろう。

 まあ、この最優先課題の後は少し判断が分かれてくるのではないだろうか。

 知り合いの例を取っても、あるものは5万の給付金を見越してLogic〇olの高級マウスとキーボードを買っていたし、別の者はiPadの購入、また別の者は自動車税の支払いとさまざまなケースが散見された。

 私は、講義資料や講義動画やビデオ会議システムを表示するための大きな 8 液晶モニターが欲しいなぁ・・・とふと思った。

 しかし、2月からの新型コロナウイルス感染症の蔓延による全球的な流通・生産体制の混乱と、オフィスでの密を避けるためのテレワーク・在宅勤務機運の高まりにより、液晶モニターというヤツは全国的に需要が急増しており9、某密林や淀橋写真機などを見ても、(4月15日時点で)「6月19日ごろまでにPrimeお急ぎ便でお届け」、「入荷未定」が並ぶ有様である。よしんば安く買えたとしても、授業開始からかなり遅れて届いてしまっては意味がない。取得単価の軽減と納入までのリードタイムの短縮の両立が求められるのだ。

 とりあえず、政府調達みたく性能要求事項を書き出してみよう。

  1. 6ビット+FRC(疑似フルカラー)ではなく、8ビット駆動(フルカラー)であること10
  2. DisplayPortとHDMI等の入力端子を3つ以上備える事
  3. 置く場所の関係からサイズは20インチから24インチ程度
  4. GPU性能などから4K液晶ではなくてもよい
  5. 120Hz駆動などの高速駆動液晶でなくてもよい
  6. 特別修学支援給付金の6割程度となる、(送料込みで)3万円以内

以上、6つの性能要求事項を満たす商品を探索することとなる。

 で、買ったのがI-ODATAのEX-LDGCQ241DB11である。特定EC専売品の代償としてHDMIケーブルが付属していないがその代わりに通常モデル(LCD-GCQ241XDB)よりも(4月16日当時は)8000円も安い2万5000円で買える(仮にHDMIケーブルを買ったとしても安い)というお買得品であった。

 使用感としては普通(むしろ普通じゃない液晶モニターってなんだ)ではあるし、付属品の「お好みの高さ、角度にできるスタイリッシュな「ゲーミングスタンド」」(原文ママ)は、高さに角度にチルトにスイベルと値段の割には高機能なのでモニターアームを買わなくてもそこそこ使えるので割といい物を買ったなという気持ちはある。

 Blu-rayの映画を借りてきて見てみたがFHDとWQHDの違いはあまりよくわからなかったが、複数のウィンドウを開けて均等4分割にしたとしたとしても1つのウィンドウが720pの解像度を確保できているので小さいウィンドウサイズでも読めるというのはなかなか便利だし、半分にVSCodeを表示しても80文字が収まりコーディングしやすいなど、高解像度の利点は多く堪能できるのは言うまでもない。

 まあ、Intel Corei7-8550U内蔵のUHD Graphics 620では、UHD12などと銘打っている癖に、WQHDとFHD2画面同時出力するには少しばかりモッサリとしたところがあり、仮にFHD側を落とし、WQHDの1画面出力でもA9v5の美麗作画というのも厳しい訳なのでそこは好き不好きだとは思う。

 まあ、AMD Ryzen5-3400G内蔵のVega11なら、A9v5標準設定で45fps(WQHD)は余裕で出せているので、要はIntelのiGPUの性能が足りていないだけであるのだとは思う。 

 発色なども綺麗ではあるし、スピーカーも最大音量にしないならば何の問題もないので、割とお手頃にQoLを高められたなと思った次第である。

 バ美肉の話とかMorfonicaの話とかしようと思いはしたのですが、書いているうちに忘れてきたので本日はこの辺にて。

 それでは皆様、コロナ流行前とは全く異なる世界となってしまった、ウィズコロナ世界でも高いQoLを確保し、生きていきたいものですね。

 たぶん私は明日も明後日もその先もサイバー空間に漂っています。

筆者近影(大嘘)

 

サイバーとフィジカルとバーチャルのさらにいくつものほとりにて
totori

筆者ぎっとはぶ:設計図共有サイトへ

注釈

  1. 所謂、教室での対面講義
  2. とりあえず6月下旬まで、予定では2Q終了まで
  3. 所謂、 非対面でのインターネットを使った遠隔授業
  4. 特別定額給付金
  5. ゆかり同志辺りが言いそうな言葉ではある
  6. フレッツ光等
  7. NUR●
  8. 現行のMobilePC比で
  9. ちなみに他に売れているものはオフィスチェアとノートパソコンらしい
  10. カラーマネジメントモニターである必要はないがクリエイティブ用途での運用も見越して
  11. LCD-GCQ241XDBの特定EC専売モデル
  12. 2160p

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